場合分け IF(関数)
2つのうちのどちらかを選択する、二者択一を設定できます。IF関数の名前通り、もし何々だったらA、そうでなければBというような、にしゃ択一の処理がIF関数で実現できます。
数式としては
=if(論理式、真の場合、偽の場合)
というような形になります。論理式の所が、もし何々だったらにあたります。真の場合、というのが、何々というもしが実現していたら行われる処理です。ぎの場合、というのがもし何々というもしが実現していない場合に行われる処理です。
今回は以下の表の合計の数値が一定の数値以上だったら合格、そうでなければ不合格と表示するようなIF関数を設定します。
(Web上ではリボンの機能が使えませんので数式を手入力していただければ確認いただけます。) セルI2には
=IF(F2>=320,"合格","不合格")
と入力します。
仮に合格点を320点とします。もし合計が320以上だったら合格、320未満だったら不合格とします。
答えを出したいセルI2を選択します。オートサムの隣の参画をクリックしたときに表示される関数の一覧には、if関数がありません。その他の関数からでも構いませんが今回は別の所から挿入します。
数式バーの左の関数の挿入(fx)をクリックします。少しだけ関数の挿入のダイアログボックスの表示の手数が省けます。
関数の挿入のダイアログボックスが表示されます。関数の分類の最近使った関数の中にIFが表示されていればクリックして選択します。IFが見つからない場合は関数の分類の右の下向きのボタンをクリックします。
すべて表示をクリックします。
アルファベット順に関数が表示されますので下にスクロールしてIFを見つけてクリックして選択します。OKボタンをクリックします。関数の引数のダイアログボックスが表示されます。論理式の隣のボックスにカーソルがあるのを確認し、セルF2をクリックします。キーボードから大なりを入力します。続いてイコールを入力します。さらに320と数値を入力します。
真の場合の隣のボックスをクリックしてカーソルが表示されるのを確認し、日本語入力オンにして合格と入力します。ぎの場合の隣のボックスをクリックしてカーソルが表示されるのを確認し、不合格と入力します。
OKボタンをクリックします。田中さんの合計は331点ですので合格と表示されます。真の場合の合格の両端にダブルクォーテーションが自動で付与されます。偽のばあの両端についていませんがOKボタンクリック後に自動でダブルクォーテーションが付与されます。
関数の引数に文字列を入れる場合ダブルクォーテーションで文字列を囲まないといけません。ただし、関数の引数のダイアログボックスから文字列を入力した場合は自動ダブルクォーテーションが付与されます。
入力された数式は
=IF(F2>=320,"合格","不合格")
となります。
オートフィルでコピーしておきます。
大なり(>)小なり(<)キー
Shiftキーを押したまま『ね』で<、Shiftキーを押したまま『る』で>が入力できます。 キーボードのキーの配置位置はパソコンによって若干の違いがあります。(上の画像はwindows10 のソフトキーボード) 。
論理式について
論理式によく使われるのが比較演算子です。 IF関数 を参照ください。
= (等号) | 左辺と右辺が等しい | A1=B1 |
> (~より大きい) | 左辺が右辺よりも大きい | A1>B1 |
< (~より小さい) | 左辺が右辺よりも小さい | A1 |
>= (~以上) | 左辺が右辺以上である | A1>=B1 |
<= (~以下) | 左辺が右辺以下である | A1<=B1 |
<> (不等号) | 左辺と右辺が等しくない | A1<>B1 |
のように>、<、=の組み合わせで表します。
また、論理式には答えが真(true)か偽(false)を返すものを使うことができます。今回の論理式F2>=320の場合F2の値が320以上だった場合は真(true)となり320未満だった場合は偽(false)を返します。ですから空いているセルに
=F2>=320
と数式を入力すればTRUEと表示されます。(セルF2の値が331なので)
AND関数やOR関数など真偽値を返すものも論理式に使用することが可能です。 if関数 おまけ(and関数 or関数) も参考になりますので参照してみてください。